第4次沼津市総合計画『上』
「第4次沼津市総合計画『上』」 中山康之(沼津朝日 平成22年10月29日号)
先日、沼津市第4次総合計画の基本計画が総合計画審議会(以下、総計審)から栗原裕康市長に答申されました。総計審の公募委員を努めさせていただいた私は、皆様に報告と所感を、と思い投稿しました。
次期総合計画がここに至る経過を簡単に言いますと、市は昨年初めから総合計画策定の準備に入り、市長と語る会、市民まちづくり会議、地区まちづくり会議などを開催しながら進めてきました。
その上で市は昨年9月、まちづくりに当たっての基本構想案を総計審へ諮問。その審議・答申を経て、今年2月の市議会定例会に諮り、これからの10年間の市が進むべき基本的な方向を決定しました。
さらに市は、基本構想を踏まえた具体的なまちの基本計画作りを進めてきました。その基本計画が今年7月に市長から総計審へ諮問され、数回の審議を経て今回の答申となっています。
総合計画の基本構想に掲げる「人と環境を大切にする」という方向性は、多くの市民に理解いただけるものと考えます。また、基本計画では、基本構想に沿って取り組むべき課題を示しており、この点についても概ね理解をいただけるものと思っています。
ただ、総計審は答申書にもあるように、「第3次総合計画を総括して、その結果を十分に第4次総合計画に活かすこと」「総合計画の推進に当たっては、財政状況を明らかにした上で、選択と集中に留意し、事業の優先度を考慮すること」「具体的な目標を掲げ、PDCA(Plan-Do-Check-Act)サイクルにより常に点検し、評価を実施し、着実な計画の推進に努める」と意見、要望をしています。
この点が今後、どのように進められていくかが次期総合計画の重要なところであり、市民生活に大きくかかわってきます。(つづく)
(本郷町)
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