2014年08月30日
2014年08月14日
沼津鉄道高架 民意に委ねよ (静岡新聞ひろば)
平成26年8月14日付静岡新聞ひろば欄の「沼津鉄道高架 民意に委ねよ」(中山康之)を転載します。
沼津駅鐵道高架に関する川勝平太知事の「決断」発言は、内容を明確に示さず、また、見直し派が指摘している疑問に対して答えるものでもなく、かえって混迷を深めることにならないかと危惧する。
高架見直し派は、PI委員会の市民参加の場で、費用対効果、財政問題への不安、物流や道路事情の激変、少子高齢化時代の到来、中心市街地の活性化などの視点から問題を提起しているが、知事からは、これらの疑問に対して説明がない。
知事は推進の立場であるというが、その判断には、知事自身がしっかりとした考え方と信念が必要である。間違ってもその判断に「今までこうしてきたから」「それ(高架)があればいい」とかの単なる思いや自身の立場だけを考えたものであってはならない。
知事の内容に欠ける「決断」発言は、それこそ、これから到来する時代がどういうものか、自身が一番分かっているだけに苦慮したものだと思う。
それだけに、これだけこじれた問題は、知事が判断するのではなく、何といっても、そこに住む沼津市民が判断すべきことだと思う。今、知事に求められているのは、この問題について、沼津市長とともに、民意に問うていく行動である。
沼津駅鐵道高架に関する川勝平太知事の「決断」発言は、内容を明確に示さず、また、見直し派が指摘している疑問に対して答えるものでもなく、かえって混迷を深めることにならないかと危惧する。
高架見直し派は、PI委員会の市民参加の場で、費用対効果、財政問題への不安、物流や道路事情の激変、少子高齢化時代の到来、中心市街地の活性化などの視点から問題を提起しているが、知事からは、これらの疑問に対して説明がない。
知事は推進の立場であるというが、その判断には、知事自身がしっかりとした考え方と信念が必要である。間違ってもその判断に「今までこうしてきたから」「それ(高架)があればいい」とかの単なる思いや自身の立場だけを考えたものであってはならない。
知事の内容に欠ける「決断」発言は、それこそ、これから到来する時代がどういうものか、自身が一番分かっているだけに苦慮したものだと思う。
それだけに、これだけこじれた問題は、知事が判断するのではなく、何といっても、そこに住む沼津市民が判断すべきことだと思う。今、知事に求められているのは、この問題について、沼津市長とともに、民意に問うていく行動である。