2010年10月31日
「プリセットー故郷沼津、再生へのメッセージ」中山康之著
先日、静岡新聞社から出版された本です。本は、今、沼津のまちで起きていることをもとに描かれています。市政という堅苦しい問題を小説風に描いていることから読みやすくなっています。沼津市民のみなさまには、是非読んでいただきたい一冊です。

「中山やすゆき公式ホームページ」
http://nakayama-yasuyuki.com
「中山やすゆき公式ホームページ」
http://nakayama-yasuyuki.com
2010年10月30日
2010年10月21日
伊豆の入江長八像(宮本順三作)
鏝絵と漆喰細工で、江戸から明治の時代にかけて活躍した名工、入江長八(伊豆国松崎出身、1815年-1889年)。宮本順三画伯は、伊豆の長八美術館を訪れ、深い感銘を受けて、伊豆の長八像を模写した作品を残しました。
2010年10月18日
茶廊の秋の気配(玉すだれの花)
金木犀の花が終わり、百日紅の葉が枯れ始めました。もみじも少し色づき始めてきました。間もない深い秋の訪れを感じさせます。庭のあちらこちらには玉すだれの白い花が咲いています。
2010年10月14日
「文楽」宮本順三画
宮本順三画伯は文楽への造詣が深く、文楽を描いた作品は国立文楽劇場(大阪)に寄贈され、多くの人に見られています。当茶廊にも文楽を描いた作品が一点あり展示しています。
「文楽」宮本順三画
「文楽」宮本順三画
2010年10月12日
2010年10月08日
沼津駅付近鉄道高架事業に関する有識者会議
「有識者会議に期待」中山康之(沼津朝日2010年10月3日号)
先日、県による「沼津駅付近鉄道高架事業に関する有識者会議」の第1回会合が開かれました。この内容については本紙に詳しく掲載されましたが、今年はじめの川勝平太知事の「沼津新貨物駅に対する疑問」発言、そして県議会2月定例会における「貨物駅移転予定地への強制収用は在任中許可しない」との知事答弁があった上での有識者会議です。
鉄道高架事業は昭和60年の計画以降、今日まで継続されてきた問題ですが、25年前の当時と現在では社会経済の状況が大きく変わってきていることも事実です。特に日本の社会は少子高齢化が進む中で、人口の減少は避けられないことです。この傾向は、沼津市の人口予測においても同じです。
そのことは国であれ地方自治体であれ、人口の減少に伴って税収不足になることは誰が考えても明らかなことです。現在の国、地方の借金は気の遠くなるほどの800兆円を超えるとまで言われています。これを私達の借金としてみた場合は、一世帯当たり1500万円にもなる額です。
このような財政状況の中で、これからの税金の使い方には、なおさら慎重にならなければならないことです。
そういった意味からも今回、改めて鉄道高架事業そのものを、今日的な諸状況を踏まえて検証していくことは大変良いことだと思います。
これからのまちづくりは、東京みたいな大きなまちを目指すということではなく、それぞれの地域が持つ特色のあるまちを目指していくべきではないかと考えます。私達が納める税金は、そんなまちづくりに使っていただきたいと思います。
今回の有識者会議の委員は、鉄道高架に関連する土木、建築、都市工学、物流、交通、観光、環境などの研究者です。委員の方には、その専門分野とともに地方の財政、地域の産業経済などの視点からも検討をいただければ、と思っております。
また、本紙で報道されましたが、有識者会議の座長から「委員の中には沼津の情報を持っている人と何も持っていない人がいる」との発言もありました。
そこで、お役に立つかどうか分かりませんが、先日出版しました拙著『プリセットー故郷沼津、再生へのメッセージ』を川勝知事ならびに有識者会議の委員10人の方に送りました。
本の送付に当たり、委員の皆様には「それぞれの専門分野で十分なご検討をいただき、あわせて社会経済情勢の変化や財政問題などからの視点も持って、適切なご提言をいただけるものと信じております。さらに、この有識者会議が沼津のまちの将来にとって良い方向へ導いていただけることを心から期待しております」との趣旨の手紙を添えて送りました。
今後、私達は有識者会議の検討を見守りながら、沼津のまちにとって希望の持てるような指針を出していただけることを願うところです。
(「プリセットー故郷沼津、再生へのメッセージ」著者、本郷町)
先日、県による「沼津駅付近鉄道高架事業に関する有識者会議」の第1回会合が開かれました。この内容については本紙に詳しく掲載されましたが、今年はじめの川勝平太知事の「沼津新貨物駅に対する疑問」発言、そして県議会2月定例会における「貨物駅移転予定地への強制収用は在任中許可しない」との知事答弁があった上での有識者会議です。
鉄道高架事業は昭和60年の計画以降、今日まで継続されてきた問題ですが、25年前の当時と現在では社会経済の状況が大きく変わってきていることも事実です。特に日本の社会は少子高齢化が進む中で、人口の減少は避けられないことです。この傾向は、沼津市の人口予測においても同じです。
そのことは国であれ地方自治体であれ、人口の減少に伴って税収不足になることは誰が考えても明らかなことです。現在の国、地方の借金は気の遠くなるほどの800兆円を超えるとまで言われています。これを私達の借金としてみた場合は、一世帯当たり1500万円にもなる額です。
このような財政状況の中で、これからの税金の使い方には、なおさら慎重にならなければならないことです。
そういった意味からも今回、改めて鉄道高架事業そのものを、今日的な諸状況を踏まえて検証していくことは大変良いことだと思います。
これからのまちづくりは、東京みたいな大きなまちを目指すということではなく、それぞれの地域が持つ特色のあるまちを目指していくべきではないかと考えます。私達が納める税金は、そんなまちづくりに使っていただきたいと思います。
今回の有識者会議の委員は、鉄道高架に関連する土木、建築、都市工学、物流、交通、観光、環境などの研究者です。委員の方には、その専門分野とともに地方の財政、地域の産業経済などの視点からも検討をいただければ、と思っております。
また、本紙で報道されましたが、有識者会議の座長から「委員の中には沼津の情報を持っている人と何も持っていない人がいる」との発言もありました。
そこで、お役に立つかどうか分かりませんが、先日出版しました拙著『プリセットー故郷沼津、再生へのメッセージ』を川勝知事ならびに有識者会議の委員10人の方に送りました。
本の送付に当たり、委員の皆様には「それぞれの専門分野で十分なご検討をいただき、あわせて社会経済情勢の変化や財政問題などからの視点も持って、適切なご提言をいただけるものと信じております。さらに、この有識者会議が沼津のまちの将来にとって良い方向へ導いていただけることを心から期待しております」との趣旨の手紙を添えて送りました。
今後、私達は有識者会議の検討を見守りながら、沼津のまちにとって希望の持てるような指針を出していただけることを願うところです。
(「プリセットー故郷沼津、再生へのメッセージ」著者、本郷町)