2017年04月07日
期待は失望と怒りへ
大沼明穂沼津市長が「専門家による沼津駅鉄道高架を検証する」との公約を反故にし「高架推進へ舵」を切ってから本紙への市民の投稿が続く。新市長の就任から、わずかな期間でこのような事態になることなど過去にはなかっただろう。
市議会2月定例会では、市長が、その変節の理由を説明してくれるのかと期待して傍聴したが、何もなかった。それは説明できない何かがあるのかという穿(うが)った見方につながる。
市長のこのような態度に、市民からは辞職を求める声さえ上がる。まさに「期待は失望と怒り」へと変わったと言える。
穿った見方になるのは、こんなところにもあった。先日、市役所近くの喫茶店で、私は市長に会った。偶然であるが。その時のことである。
私は店に入って店主と挨拶した後、コーヒーを注文し席に座った。と同時に、奥のテーブルから声がかかった。
「中山さんですね」
市長だった。それまで挨拶したことはないが、市長の顔は分かるので、私は席から立ち上がり、「そうです」と会釈した。
すかさず市長は「いつも中山さんには厳しい指摘を受けているので」と言った。
私は「いや厳しいことでなく、ごく普通の常識的な話をさせていただいているだけですが」と応じた。
たぶん市長は、私の本紙の投稿やフェイスブック、ブログを見ての感想を言ったのだろう。
すると、市長が「いろいろな事情があるので」と言ったので、私は「事情の問題ではなく、覚悟の問題でないでしょうか」と応じた。
市長はここで、自ら「事情があった」と認めているのだ。そのことこそ、市民に説明すべきことである。
市民との対話を大切にするという市長。それならば、変節に至った事情とやらを、すぐに説明すべきである。東京都の小池百合子知事は毎週金曜日に定例記者会見を開き、自分の思いを伝えている。沼津市長も毎週、記者会見を開き、市民が納得するまで説明したらいい。本来それが市長のポリシーではなかったのか。
市長選に出馬する記者会見は、市民も加わる珍しい会見だった。初心に帰るべき。それができないのならば辞職すべきである。
(平成29年4月7日付 沼津朝日新聞投稿文 中山康之)
市議会2月定例会では、市長が、その変節の理由を説明してくれるのかと期待して傍聴したが、何もなかった。それは説明できない何かがあるのかという穿(うが)った見方につながる。
市長のこのような態度に、市民からは辞職を求める声さえ上がる。まさに「期待は失望と怒り」へと変わったと言える。
穿った見方になるのは、こんなところにもあった。先日、市役所近くの喫茶店で、私は市長に会った。偶然であるが。その時のことである。
私は店に入って店主と挨拶した後、コーヒーを注文し席に座った。と同時に、奥のテーブルから声がかかった。
「中山さんですね」
市長だった。それまで挨拶したことはないが、市長の顔は分かるので、私は席から立ち上がり、「そうです」と会釈した。
すかさず市長は「いつも中山さんには厳しい指摘を受けているので」と言った。
私は「いや厳しいことでなく、ごく普通の常識的な話をさせていただいているだけですが」と応じた。
たぶん市長は、私の本紙の投稿やフェイスブック、ブログを見ての感想を言ったのだろう。
すると、市長が「いろいろな事情があるので」と言ったので、私は「事情の問題ではなく、覚悟の問題でないでしょうか」と応じた。
市長はここで、自ら「事情があった」と認めているのだ。そのことこそ、市民に説明すべきことである。
市民との対話を大切にするという市長。それならば、変節に至った事情とやらを、すぐに説明すべきである。東京都の小池百合子知事は毎週金曜日に定例記者会見を開き、自分の思いを伝えている。沼津市長も毎週、記者会見を開き、市民が納得するまで説明したらいい。本来それが市長のポリシーではなかったのか。
市長選に出馬する記者会見は、市民も加わる珍しい会見だった。初心に帰るべき。それができないのならば辞職すべきである。
(平成29年4月7日付 沼津朝日新聞投稿文 中山康之)

Posted by
一太郎
at
19:11
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沼津市政
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