2010年11月08日
第4次沼津市総合計画『下』
「第4次沼津市総合計画『下』 中山康之(沼津朝日 平成22年10月30日号)
私は、最終の総計審の場で、総合計画全体の問題として次のような発言をしました。
「第3次総合計画の総括ということで、前回の総計審で『沼津市のまちづくり33指標』が提出されました。その折、簡単な説明がありましたが、改めてひとつひとつの指標を見ると、その指標の根拠や客観性などに疑問を感じています。
例えば、まちのにぎわいの指標として、昼夜間人口比率を載せていますが、夜間人口、昼間人口共に減っても、比率が上がることもあり、この指標をもって、にぎわいのあるまちかどうかとは言えないと思います。
また、東名インターの利用指数が地域全体では7%程増加していますが、その指数をもって沼津への流出入が増えているという見方もどうかと思います。しかもAという評価です。
さらに、沼津駅の年間利用者数は平成12年から40万人も減少していますが、これに対する評価はBとなっています。私はBどころかC以下と思っています。しかし、評価基準はAとBしかありません。
定住人口においては14年の21.1万人から見て8年後の21年は21.2万人と、ほぼ同数となっています。ただし、8年後の人口は17年の戸田の合併による人口増を含めた数字ですので、実質的には人口減少となっています。これに対する評価は『達成』ということになっていますが、いかがかと思います。その他の指標も客観的に見てどうなのかと思うものがいくつもあります。
また下水道の普及率が全国的に見て低い沼津市にあって、その指標がないということもどうなのかと思います。
いずれにしても、改めて目標設定の項目や仕方がこれで良いのか検討していただきたいと思います。また評価基準もAとBの2段階しかないのもどうかと思います。評価は、もっときめ細かな区分でしていただかないと、どの程度の達成なのか分からないと思います。ぜひ、ご検討いただきたい」と最後の要望をしました。
総合計画は今後、市民の意見募集や庁内調整などを経た上で、最終的に決定される予定です。そして、来年4月から10年間に及ぶ第4次総合計画がスタートします。市民にとっては、これからのまちづくりの基本になる重要な計画です。今後の具体的な事業計画と合わせて、十分な関心を持っていただきたいと思っています。(おわり)
(本郷町)
私は、最終の総計審の場で、総合計画全体の問題として次のような発言をしました。
「第3次総合計画の総括ということで、前回の総計審で『沼津市のまちづくり33指標』が提出されました。その折、簡単な説明がありましたが、改めてひとつひとつの指標を見ると、その指標の根拠や客観性などに疑問を感じています。
例えば、まちのにぎわいの指標として、昼夜間人口比率を載せていますが、夜間人口、昼間人口共に減っても、比率が上がることもあり、この指標をもって、にぎわいのあるまちかどうかとは言えないと思います。
また、東名インターの利用指数が地域全体では7%程増加していますが、その指数をもって沼津への流出入が増えているという見方もどうかと思います。しかもAという評価です。
さらに、沼津駅の年間利用者数は平成12年から40万人も減少していますが、これに対する評価はBとなっています。私はBどころかC以下と思っています。しかし、評価基準はAとBしかありません。
定住人口においては14年の21.1万人から見て8年後の21年は21.2万人と、ほぼ同数となっています。ただし、8年後の人口は17年の戸田の合併による人口増を含めた数字ですので、実質的には人口減少となっています。これに対する評価は『達成』ということになっていますが、いかがかと思います。その他の指標も客観的に見てどうなのかと思うものがいくつもあります。
また下水道の普及率が全国的に見て低い沼津市にあって、その指標がないということもどうなのかと思います。
いずれにしても、改めて目標設定の項目や仕方がこれで良いのか検討していただきたいと思います。また評価基準もAとBの2段階しかないのもどうかと思います。評価は、もっときめ細かな区分でしていただかないと、どの程度の達成なのか分からないと思います。ぜひ、ご検討いただきたい」と最後の要望をしました。
総合計画は今後、市民の意見募集や庁内調整などを経た上で、最終的に決定される予定です。そして、来年4月から10年間に及ぶ第4次総合計画がスタートします。市民にとっては、これからのまちづくりの基本になる重要な計画です。今後の具体的な事業計画と合わせて、十分な関心を持っていただきたいと思っています。(おわり)
(本郷町)
Posted by
一太郎
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21:09
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沼津市政