2011年01月18日
沼津市政に思うこと
「沼津市政に思うこと」中山康之(沼津朝日 2011年1月13日号)
新しい年を迎えるたびに、良い年にしたいと思うのは、ごく普通のことです。その思いは自分自身にとってもそうですが、国にとっても、そして沼津のまちにとっても同じことです。
振り返って、これまでの沼津のまちは、その思いどおり、本当に良くなってきているのでしょうか。人口は減少し続け、中心市街地の店舗は閉めるところが後を絶たない現状です。この現実を目の当たりにする時、沼津のまちが良くなってきているとは到底思えないのです。
沼津市や県は、これまでイーラdeをはじめとした沼津駅周辺の諸施設、あゆみ橋、びゅうおという大型展望水門など、ハコモノと言われるものに多くの税金を投入してきました。そしてさらに、鉄道高架事業などを進めようとしています。
一方、私達の周辺を見ると、下水道の普及や医療、子育て支援、安全など、市民の生活に直接関わることが後回しにされてきました。その結果が若い人を中心に、より住みやすい周辺のまちへと、沼津から人が流失している事態になっています。単に少子化による理由だけでない要素が加わっての人口減少になっています。
沼津市政は、住む人をどうしたら増やすことができるのかを、ハコモノを造ることより、もっと真剣に考えなければいけない時期に来ています。そのためには、まず何年も変わらなく続いている市政の体質を変えていかなければならないと思います。
先般の小中学校への太陽光パネル設置にあたっての疑問や疑惑の問題は、沼津市政の体質そのものを表す象徴的な出来事です。
この件に関わったのは、まさに市政の中枢にいる人達です。この人達は、その地位、立場から市民が納得できる説明をすることが、果たすべき責務です。
新年度予算案が審議される市議会2月定例会では、関係者の皆さんが、この件をうやむやにすることなく、市民に明らかにしていただきたいと思っています。この疑惑解明こそが、市政の体質を変える第一歩です。
そして何よりも、市政を変えるためには、市民の代表としての市議会議員の選び方です。権益のためや私利私欲のための議員は、もう要らないということです。何十年も議員をやっている人達は、もう後進に道を譲ったらいかがでしょうか。
議員は、1期4年ですが、長くても3期12年を一つの節目として、その出処進退を考えていただきたい。長期にわたって議員をやっているあなた方がいても市政は変わらないと思います。かえって、まちがよどみ、市政を停滞させることになります。新しい人達に市政を託していくことが古株議員の役割だと思います。
4月には統一地方選があります。市議会議員選挙に立候補する人も、その人達を選ぶ市民の皆さんも、沼津のまちの将来を考えての行動をしようではありませんか。
そのことが市政を変えることになり、今年が良い年だったと実感できることになるのではないかと思います。
(本郷町)
新しい年を迎えるたびに、良い年にしたいと思うのは、ごく普通のことです。その思いは自分自身にとってもそうですが、国にとっても、そして沼津のまちにとっても同じことです。
振り返って、これまでの沼津のまちは、その思いどおり、本当に良くなってきているのでしょうか。人口は減少し続け、中心市街地の店舗は閉めるところが後を絶たない現状です。この現実を目の当たりにする時、沼津のまちが良くなってきているとは到底思えないのです。
沼津市や県は、これまでイーラdeをはじめとした沼津駅周辺の諸施設、あゆみ橋、びゅうおという大型展望水門など、ハコモノと言われるものに多くの税金を投入してきました。そしてさらに、鉄道高架事業などを進めようとしています。
一方、私達の周辺を見ると、下水道の普及や医療、子育て支援、安全など、市民の生活に直接関わることが後回しにされてきました。その結果が若い人を中心に、より住みやすい周辺のまちへと、沼津から人が流失している事態になっています。単に少子化による理由だけでない要素が加わっての人口減少になっています。
沼津市政は、住む人をどうしたら増やすことができるのかを、ハコモノを造ることより、もっと真剣に考えなければいけない時期に来ています。そのためには、まず何年も変わらなく続いている市政の体質を変えていかなければならないと思います。
先般の小中学校への太陽光パネル設置にあたっての疑問や疑惑の問題は、沼津市政の体質そのものを表す象徴的な出来事です。
この件に関わったのは、まさに市政の中枢にいる人達です。この人達は、その地位、立場から市民が納得できる説明をすることが、果たすべき責務です。
新年度予算案が審議される市議会2月定例会では、関係者の皆さんが、この件をうやむやにすることなく、市民に明らかにしていただきたいと思っています。この疑惑解明こそが、市政の体質を変える第一歩です。
そして何よりも、市政を変えるためには、市民の代表としての市議会議員の選び方です。権益のためや私利私欲のための議員は、もう要らないということです。何十年も議員をやっている人達は、もう後進に道を譲ったらいかがでしょうか。
議員は、1期4年ですが、長くても3期12年を一つの節目として、その出処進退を考えていただきたい。長期にわたって議員をやっているあなた方がいても市政は変わらないと思います。かえって、まちがよどみ、市政を停滞させることになります。新しい人達に市政を託していくことが古株議員の役割だと思います。
4月には統一地方選があります。市議会議員選挙に立候補する人も、その人達を選ぶ市民の皆さんも、沼津のまちの将来を考えての行動をしようではありませんか。
そのことが市政を変えることになり、今年が良い年だったと実感できることになるのではないかと思います。
(本郷町)
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一太郎
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