2011年04月17日
沼津市議会議員選挙
「選挙に行こう」 中山康之(沼津朝日 平成23年4月15日号)
東日本大震災に福島の原発事故が重なるという国難の中での統一地方選が行なわれています。後半戦となる沼津市議選では立候補予定者の顔ぶれが決まり、それぞれの立候補予定者が出馬の理由、市政への抱負などを本紙で語っています。
私は、これらの人達が、出馬にあたって「私利私欲」「名誉」「利権」のためでなく、純粋に沼津のまちのことを考えて立候補するものと信じたい気持ちです。立候補をする方々は、ぜひ選挙運動の中で、それを示していただければ、と思います。
また、有権者には、「選挙に行こう」と呼び掛けたいです。私達は、豊かな暮らし、安心できるまちづくりの実現のために税金を納め、その使い道を市長や議員を通して決定しています。
言い換えれば、私達は、その人達を選び、私達の代表として沼津のまちの政治を任せているのです。そういった意味で、選挙は、とても大切なことです。
沼津のまちは、これまで市民の意思が十分に反映されてきたとは言えないと思います。過去の市議選の投票率を見ても、前回(平成19年4月)は51.25% さらにさかのぼった3回の投票率も、50%台ちょっと、という内容です。
この投票率からは、半数近くの人の意思が市政に反映されていないということになります。そのことが一部の人達に市政を思いのままに進めさせることになっているのです。
かつて、市議選の投票率は、まちに活力のあった昭和40年代では80%台、50年代で70、80%台と高い数字でした。ここ何回かの投票率と比較すると考えられない数字です。まちの活力と投票率は、かかわり合いがあるようにさえ感じてしまいます。
投票率が下がったのは、社会の変化、人の意識の変化、政治への不信など、いろいろ理由はあると思いますが、選挙は、私達の住む沼津のまちづくりをどのように進めていくのかとの問い掛けでもあります。市民はその問い掛けに、私達の税金を誰に任せて良いのかと見極め、答えを返していかなければならないと思います。
ハコモノ優先の行政、そこに群がる人達、小中学校への太陽光パネル設置に見られる発注方式の不透明さなど、私達は、市政の醜態をいろいろと見せつけられてきました。
一方、議会は活発な論議もなく、行政の言うままの存在で、市民の感覚から遠く離れたものになっています。
本来、議会はまちの基本事項を決定する機能と、執行機関である行政を監視する機能を持っていますが、沼津市議会では、その役割、機能が十分に果たされていなかったとも言えます。
行政と政治が癒着した沼津市政の体質は、すぐにでも変えていかなければいけないと思います。新しい沼津は、市政を変えたいという情熱と行動力のある人、そして大切な一票を投ずる有権者の意識で変わっていきます。私は、それを信じています。
投票日には棄権をしないで、必ず「選挙に行こう」です。
(「プリセットー故郷沼津、再生へのメッセージ」著者、本郷町)
東日本大震災に福島の原発事故が重なるという国難の中での統一地方選が行なわれています。後半戦となる沼津市議選では立候補予定者の顔ぶれが決まり、それぞれの立候補予定者が出馬の理由、市政への抱負などを本紙で語っています。
私は、これらの人達が、出馬にあたって「私利私欲」「名誉」「利権」のためでなく、純粋に沼津のまちのことを考えて立候補するものと信じたい気持ちです。立候補をする方々は、ぜひ選挙運動の中で、それを示していただければ、と思います。
また、有権者には、「選挙に行こう」と呼び掛けたいです。私達は、豊かな暮らし、安心できるまちづくりの実現のために税金を納め、その使い道を市長や議員を通して決定しています。
言い換えれば、私達は、その人達を選び、私達の代表として沼津のまちの政治を任せているのです。そういった意味で、選挙は、とても大切なことです。
沼津のまちは、これまで市民の意思が十分に反映されてきたとは言えないと思います。過去の市議選の投票率を見ても、前回(平成19年4月)は51.25% さらにさかのぼった3回の投票率も、50%台ちょっと、という内容です。
この投票率からは、半数近くの人の意思が市政に反映されていないということになります。そのことが一部の人達に市政を思いのままに進めさせることになっているのです。
かつて、市議選の投票率は、まちに活力のあった昭和40年代では80%台、50年代で70、80%台と高い数字でした。ここ何回かの投票率と比較すると考えられない数字です。まちの活力と投票率は、かかわり合いがあるようにさえ感じてしまいます。
投票率が下がったのは、社会の変化、人の意識の変化、政治への不信など、いろいろ理由はあると思いますが、選挙は、私達の住む沼津のまちづくりをどのように進めていくのかとの問い掛けでもあります。市民はその問い掛けに、私達の税金を誰に任せて良いのかと見極め、答えを返していかなければならないと思います。
ハコモノ優先の行政、そこに群がる人達、小中学校への太陽光パネル設置に見られる発注方式の不透明さなど、私達は、市政の醜態をいろいろと見せつけられてきました。
一方、議会は活発な論議もなく、行政の言うままの存在で、市民の感覚から遠く離れたものになっています。
本来、議会はまちの基本事項を決定する機能と、執行機関である行政を監視する機能を持っていますが、沼津市議会では、その役割、機能が十分に果たされていなかったとも言えます。
行政と政治が癒着した沼津市政の体質は、すぐにでも変えていかなければいけないと思います。新しい沼津は、市政を変えたいという情熱と行動力のある人、そして大切な一票を投ずる有権者の意識で変わっていきます。私は、それを信じています。
投票日には棄権をしないで、必ず「選挙に行こう」です。
(「プリセットー故郷沼津、再生へのメッセージ」著者、本郷町)